荻上チキさんとの対談記事が出ます。(『ナツカレ2008 ソシオクリティーク』夏コミC74)

引き続き、ここ最近取り組んでいたお仕事の告知をします。

まず、荻上チキさんとの対談記事が、荻上さんと井出草平さんが編集されている同人誌に載ります。詳細は以下をご参照ください。

【情報】
場所 :夏コミ@東京ビッグサイトhttp://www.comiket.co.jp/
ブース:8月17日(日曜日)、西地区“ち"ブロック、19a 「ソシオクリティーク」
値段 :1000円(予定)
サイズ:A4、112ページ
題名 :『ナツカレ2008 ソシオクリティーク』

【目次】
斎藤環×荻上チキ×井出草平(座談会)
「ひきこもり作品メッタ斬り!―現代社会はひきこもりに何を欲望するか?―」
鈴木謙介×荻上チキ(対談)
「《若者》の表象・ジュブナイルの機能」
★阪口祐介×井出草平(対談)
「私たちはメディアを通じて不安になるのか?」
★阪口祐介(寄稿)
「私たちはなぜ犯罪不安を抱くのか? ―メディア接触によって高められる重要な他者への犯罪不安―」
辻大介(インタビュー)
「『パオロ・マッツァリーノ=「反社会学」騒動』を語る」(取材・構成:赤枝尚樹)
濱野智史×荻上チキ(対談)
ゲーム批評ゼロ年代の風景」
★「なんばりょうすけ(寄稿)
「騙されたくない人たち」
★岡本まくず(寄稿)
「へびいちご新聞 No.1」

当日は僕もブースにお邪魔させて頂く予定です(昼頃になってしまうと思いますが…)。

対談内容は、色々と内容は多岐に渡っています(といっても、僕のゲーム関連の話は、ほとんどがゲーム研究者・井上明人さん(id:hiyokoya)の議論の紹介になっています)。ただ、個人的には、以前ここでもちらっとだけ触れた『アサシン クリード』の話ができてよかったです。このゲーム、海外での評判はとても高かったわけですが、個人的に知る限り、ほとんど思想とか批評的には話題になってないみたいです(もちろん自分が知らないだけの可能性大)。でも、「十字軍のころの12世紀末の中東(エルサレム)でアサシンが活躍」という、あまりにも9.11後のこの世界においては「ヤバゲ」な世界観設定と、その不安?をいい意味で裏切ってくれた巧みなストーリーテリング(の構造)は、いかにもジジェクあたりが話題にしそうだなあ、と個人的に思ったりしてました。

あと、こちらの対談の内容については、荻上さんの以下のコラムでも触れられています。あわせてご一読を。